• ホーム
  • 性器周辺に痛みを伴わないイボ!これは性病?

性器周辺に痛みを伴わないイボ!これは性病?

2020年02月29日

人間の身体のあらゆる箇所に、色々な原因でイボの発生を見ることがあります。ウイルスを原因とすることもあれば、紫外線の暴露や衣服の摩擦などが影響してイボが発生することも。しかるになかには性行為を介在して感染する性病の一種ともいうべきイボも存在しています。特に男性の性器の亀頭部分やその周辺の冠状溝部分などに発生するイボのような新生物は注意が必要です。かゆみや痛みなどの自覚症状が殆どないので、放置されがちですがコンジローマという性病の可能性が濃厚になるからです。

コンジローマとはヒトパピローマウイルス感染による、いわゆる性病の一種になります。ヒトパピローマウイルスには近縁種もふくめると40種類以上のファミリーを形成しています。このヒトパピローマウイルスが厄介なのは、成人女性の子宮頸がんの発症原因になっている点です。
もっともコンジローマを引き起こすヒトパピローマウイルスの種類は発がん性に乏しいことから、それほど危険視する必要がないとの指摘もだされているところです。

コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスの種類は、4型・6型・11型なので子宮頸がんのリスクは低いとされています。
コンジローマは陰茎ガンや子宮頸がんのリスクがひくいとはいっても、しばしばイボが融合して巨大なカリフラワー状を呈したり、ニワトリの鶏冠のような状況に発展した場合には性行為も困難になります。コンジローマのイボは無痛性で、せいぜい軽い痒みや違和感程度の症状に止まります。無痛のイボと言っても無視はできないコンジローマの治療方法の代表的なものを御紹介します。

確実性の高い治療方法は外科手術で除去する方法です。メスで取り除くので巨大な腫瘍でも肉眼的に範囲できるものは全て除去できるのがメリット。しかしメスを利用するので肉体への負担が強くなるのも事実です。そこでより負担の少ない治療方法には、液体窒素でイボを凍結する方法や、レーザー照射療法があります。液体窒素で患部を人為的に凍結によりやけどを生じさせて、脱落させるという方法です。レーザー照射療法は炭酸ガスレーザーを用いて、患部を蒸散させるというもの。ウイルスに感染してた細胞内の水分を蒸散させて患部を取り除きます。冷凍療法もレーザー照射療法も、しばしば再発します。これは患部に刺激を加えることで、ウイルスが周囲の組織に感染を拡大させるためと見られます。

従来の治療方法の再発率の高さから、抗うイルス薬を配合した軟膏も登場しています。コンジローマの原因ウイルスに有効なのがべセルナクリームや一部の抗がん剤配合軟膏などです。特にベセルナクリームはコンジローマに高い効果を発揮する軟膏になります。有効成分にイミキモドを配合しているのが特徴。塗布した患部の免疫機能を人為的に活発にして、原因ウイルスの増殖を抑制する効果をもっています。同時に感染細胞の剥落を促す作用があるので、健康な細胞への修復をサポートします。